児童発達支援センターとらのこキッズ
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15年のごあいさつ
2021/10/30
2006年10月に開園しました当施設は、今月15年を迎えました。この15年間、日頃から多くの関係者の皆様のご支援とお力添えのもと、施設運営できますことに深く感謝申し上げます。ありがとうございます。保護者の皆様におきましては、この1年半は感染症感染拡大の不安定な社会状況の中、予防対策期間としての休園、分散登園等へのご理解とご協力いただきましたこと、重ねて感謝とお礼を申し上げます。行事等の中止で施設に足をお運びいただく機会も少なくなっておりますが、今しばらくご協力の程よろしくお願い致します。
さて15年前の開設に際しては、当時船橋市内の児童通園施設は公立運営の「さざんか学園」一カ所で、入園をご希望されるお子さんの待機問題への手立てとして、船橋市行政のご理解と船橋市手をつなぐ育成会会員皆様のご尽力のもとでの開設と伺っております。その後平成24年の児童福祉法改正に伴い、施設種別が児童発達支援センターとなり、27年7月には「さざんかキッズ」も開設されました。当施設をご卒園されたお子さんの人数は192名となりました。
今春、古い書類箱から開設1年半後の時期と思われる、保育者の皆さんの子ども達への想いを書面にしたレポートを読ませていただきました。テーマは「日々の療育の中で大切にしていることは?」。レポートには、手探りの中で始めたお子さん達との関わり合いの日々が書かれており、その中で見つけたこの施設での療育支援の礎となるような「子ども達に人と関わることの楽しさ、嬉しさ、人から愛されることの喜びを知ってもらうこと」という言葉で結ばれていました。忘れてはならない言葉と胸に刻みました。
「とらのこキッズ」は未就学のお子さんに療育支援を行う施設ですが、その前に「福祉施設」です。“福祉=人のしあわせ” という意であれば、日々ここで関わり合う人達(お子さん 保護者/ご家族の方 働く私たち等)の気持ちと気持ちが、柔らかく優しく交わる場でありたい。笑顔と笑顔が輝く場所でありたいと思っております。これまでも。これからも。
来週から15年と1カ月が始まります。季節は秋から冬へと向かいます。全体行事がなかなか行えない状況ですが、12月にはクリスマス会を行う予定です。
最後に長年に渡り「とらのこキッズ」「さざんかキッズ」の運営にお力を注ぎ、ご尽力されました前園長である齊藤先生。現在「さざんかキッズ」園長である奥山先生をはじめ、お子さん達との毎日を明るく、優しく、丁寧に関わり合うことの礎を作り、後輩に継承してきていただきました元職員の皆様。そして現在、毎日子ども達との時間を大切にし、共に助け合いながら仕事に向き合っている全ての保育者の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございます。
令和3年10月30日 施設長 中川公二